以前のブログでお伝えの通り、4月1日より、銀座環境会議は株式会社丸井グループのグループ会社である、株式会社エポスカードが発行するクレジットカード「みんな電力エポスカード」の応援先となりました(仕組みや詳細はリンク参照ください)。
銀座環境会議に送られる応援金は、現在柏市の”自立援助ホーム南柏”に設置を計画している「柏そらぴか発電所第2号」に使われ、削減した電気代や売電収入はそこで暮らす子ども・若者のために使われます。今回は、まずこの「自立援助ホーム」についてご紹介します。以下は自立援助ホーム全国協議会のウェブサイトからです。
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なんらかの理由で家庭にいられなくなり、働かざるを得なくなった原則として15歳から20歳まで(状況によって22歳まで)の子どもたちに暮らしの場を与える施設です。生き生きと生活できる場、安心して生活できる場を提供し、大人との信頼関係を通して社会で生き抜く力を身に付け、子どもたちが経済的にも精神的にも自立できるように援助する事を目的としています。
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親と暮らせない、親に頼れない子ども・若者(社会的養護の子ども・若者)が暮らす施設としては、児童養護施設の方が広く知られています。大きな違いは、「働いている」という前提の制度設計のため、児童養護施設では衣食住やお小遣いが支給されるのに対して、自立援助ホームでは寮費を払ったり、医療費がかかったりと、公的な経済的支援に差があることです。言い方を変えると、自立援助ホームで暮らす子ども・若者は働いて自立を目ざすことが目的となるため、「学校に通っていない」ことが多いわけですが、「学校に通っていない=バリバリ働いている」という図式が成り立たないことが多々あります。
例えば、虐待などのトラウマがもとで人間関係構築が難しく、不登校の子がいたとします。それでも中学校はを自動的に卒業しますが、高校に入ったとしても中退となることが多くあります。そうした子が急に元気に働くことを期待するのは困難です。しかし、上記の通り公的支援は手厚いとは言えないのです。
そらぴか発電所を通じて自立援助ホームを支援したいと思ったきっかけは、NPO法人いちかわ電力コミュニティさんが、市川市内の自立援助ホームに設置した発電所の見学会に代表理事の平野が参加したことでした。そこで自立援助ホームの子ども・若者たち、そして自立援助ホーム運営の厳しい現状をお聞きし、それ以来、温暖化対策と社会的養護の子ども・若者支援を両立させるプロジェクトの資金調達のため試行錯誤してきました。
今回みんな電力さんとのご縁でエール応援金の応援先に選んでいただきました。カード入会者ご本人の負担はなく、応援していただけます。皆さまの応援を宜しくお願い致します。
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