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銀座環境会議

【これからのRの話②】循環型ヘッドフォンの時代 

更新日:2020年4月28日

前回記事では、定着してきた3R(リデュース:減らす、リユース:再使用する、リサイクル:リサイクルする)に続く様々な”R"をご紹介しました。



オランダのジェラルドストリート社は、ヘッドフォンのサブスクリプション(定額サービス)を行っています。通常私たちがイメージする定額制は、動画配信などソフト関係であり、ヘッドフォンは購入する「モノ」として認識されていないでしょうか。

出典:ジェラルドストリート社 https://gerrardstreet.nl/


同社の場合、月に7.5ユーロを支払う会費制を採用しています。そして、使い続けていく中で古くなったり壊れたりしたヘッドフォンは、同社に送れば新品と交換されます。同社のウェブサイトによると、返却されたヘッドフォンを徹底的にチェックし、再使用または修理できる部品はそのようにし、できないものはリサイクルするそうです。そのため、同社のヘッドフォンは、分解しやすさも含めて始めから返却後のことを想定してデザインされているということです。


同社は"headphones as a service=サービスとしてのヘッドフォン"をうたっています。購入したくても、できないとなっています。ここには、リターン、リユース、リペア、リサイクル、リデザイン…沢山のRが詰まっています。出てきた所に最後に還っていく。これで文字通り循環のサークルが閉じることになります。


これがこれからの時代の循環型社会、持続可能な社会のパラダイムです。


次回はもっと意外(?)なモノのサブスクをご紹介します。


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